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研修動画のメリットとデメリットは? 始め方や実施のポイントも解説

近年、ビジネスを取り巻く環境の変化に伴い、あらゆる面で合理化・効率化が求められるようになっており、人材育成や研修実施もその例に漏れません。そこで、OJTや1on1面談などと並んで注目されているのが「研修動画」です。動画研修には、時間や場所を選ばずに受講できる、費用対効果が高いなどの大きなメリットがあります。一方で、研修動画には不向きな内容や取り組む際の注意点もあります。今回は、研修動画の基本的な考え方から効果的に実施するための具体的なポイントまで、わかりやすくご紹介します。

▶︎ 関連記事:【社内研修の前提知識】効果的な研修の設計手順と施策効率アップのポイント ▶︎ 関連記事:【OJT・Off-JT】の活用法と使い分けのポイントを押さえて効果的な人材育成を実現!

目次

  1. 研修動画とは
  2. 研修動画のメリットとデメリット
  3. 研修動画の種類
  4. 研修動画が注目される背景
  5. 研修動画を活用した成功事例
  6. 動画研修の始め方
  7. 動画研修の注意点
  8. まとめ

研修動画とは

研修動画とは、ビデオコンテンツを教材として学習する研修方法です。一般的には、企業(講師)が研修内容をまとめたビデオコンテンツを配信し、従業員(受講者)がオンラインで視聴する形式を意味します。あらかじめ制作した録画コンテンツを活用する場合を「オンデマンド研修」、講師による講義をリアルタイムで配信する場合を「オンライン研修」と区別する場合もありますが、本記事では前者に焦点を当てて解説します。

また、研修動画と同じオンライン形式の研修に「eラーニング」があります。eラーニングもオンライン上で学習に取り組み、教材にはテキストや音声のほか、ビデオコンテンツを用いることもあります。研修動画はeラーニングの一種であるといえるでしょう。

▶︎ 関連記事:研修内容の種類と形式一覧! もう迷わない選び方チェックリスト付き ▶︎ 関連記事:オンライン研修とは? メリット・デメリットや注意点、ツールを解説

研修動画のメリットとデメリット

研修動画は、研修を提供する側にも受講する側にも多くのメリットがあります。新人研修や業務のマニュアル化のほか、自社製品やサービスへの理解を深めたり、経営者からのメッセージを発信したりする際にも幅広く活用されています。

また、プラットフォームの進化やリモートワークの普及に伴い研修動画を採用する企業が急増しています。導入には相応のコストやリソースが必要になりますので、まずは理解を深め、効果的な実施を目指しましょう。

研修動画のメリット

動画研修のメリットをまとめた図。動画研修には、受講者がいつでもどこからでも、何度でも研修動画を視聴できる「研修の実施効率性」、視覚的・直感的な理解を促す「効果性」、集合研修等でかかる宿泊費、交通費等についての「費用削減」、同じ研修動画を配信することによる「質の担保や研修内容の再現性」、の4つのメリットがある

受講者が学びやすい

動画教材は、都合の良い時間・場所から視聴できるという利点があるため、勤務時間や勤務地の制約にとらわれず受講できます。また、繰り返し視聴できることから、定着率の向上や苦手な部分の克服にも役立ちます。

高い学習効果

動画教材では情報を視覚的に伝えられるため、受講者の興味を惹きつけやすいだけでなく、より多くの内容を直感的に伝えることができます。機器・システムの操作方法や作業手順の説明、ビジネスマナーなどの表情や動作を伴う研修に、特に効果が期待できます。

コスト削減

従来オフラインで行っていた研修を動画研修にすることで、さまざまなリソースやコストを節約でき、費用対効果の向上にもつながります。具体的には、講師への講演料/研修会場費/会場までの移動交通費や宿泊費/教材や資料の作成費などの費用削減が挙げられます。

▶︎ 関連記事:社内研修の費用相場や項目は? コストを抑える方法や助成金・補助金についても解説

研修の質の担保

従来のリアルタイムの研修では、講師や研修の環境により研修の質に差が生じてしまうリスクがありました。しかし、動画教材を使用することで、同一内容の研修を提供できます。同様の理由で、OJTを研修動画に置き換えるケースもあります。優れた営業や販売のロールプレイングを録画し教材化することで、具体的なスキルやテクニックをわかりやすくできます。

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動画研修のデメリット

動画研修のデメリットをまとめた図。受講状況の確認が難しい点、リアルタイムでの質疑応答ができず、受講者同士のコミュニケーションによる相互作用が期待できない点、受講者のネット環境による視聴エラーやセキュリティリスクが発生しうる点、の3つのデメリットがある

進捗管理が難しい

研修を各自のペースで進められることは、同時に従業員が「受講をしない/進まない」リスクを伴っています。未受講者に視聴を促すためには、誰がどの動画を受講したかという進捗状況を把握する必要があります。ただ配信して終わりではなく、アカウントごとの受講履歴を確認できるようにする等、管理の仕組みが必要です。

コミュニケーションが取れない

動画研修では、講師へのリアルタイムの質疑応答や受講者同士のコミュニケーションが行えないため、対話や相互作用による効果を期待できません。グループディスカッションや実践的な演習を要する内容の場合、またチームビルディングに関わる研修等の場合には、他の形式で実施するか、別の要素を併用する形で提供すると良いでしょう。具体的には、質疑応答や意見交換用のチャットを作成する、対話機能のある動画配信システムを利用する等が挙げられます。

環境・セキュリティの問題

受講者のインターネット環境によっては、動画教材への接続や再生が難しい場合があります。また、多数の従業員に対して配信する場合、管理者側も大量のアクセスに耐えられるシステムを用意する必要があるほか、ライブ配信を行うケースでは配信機材やソフトの準備を行うようにしましょう。また、動画研修に限った話ではないものの、オンライン上で実施される研修では情報漏洩のリスクにも注意する必要があります。

研修動画の種類

研修動画にはさまざまな種類があります。そのいくつかを以下に挙げてみました。

新入社員研修

新入社員が企業や組織に馴染み、業務を円滑に行えるようにサポートするのに利用されることが多くあります。以下のようなものを研修動画で行います。

・会社概要:企業の歴史、ビジョン、ミッション、および基本的な業務概要を紹介する動画です。

・作業マニュアル:業務プロセスや手順を示し、新入社員が仕事を行う際のマニュアルとして機能する動画です。

・コンプライアンス研修:企業の規則、規制、およびコンプライアンスを学ぶ動画で、新入社員が法的要件や規制を理解し、遵守することができるようになる動画です。

・マナー研修:会社内外での適切なコミュニケーション方法やツールの使用方法を学ぶ動画です。

・企業の文化や価値観:企業の文化、価値観および行動規範に関するもので、新入社員が企業文化に適応し、共有の理解を得ることができる動画です。

自社のサービスや製品の紹介動画

お客様に自社のサービスや製品の特徴、価値を明確に伝えます。興味を持っていただき、購買意欲を高めることに活用します。以下は、自社のサービスや製品の紹介動画の利用方法の例です。

・デモンストレーション:サービスや製品の機能や特徴を実演する動画で、お客様に製サービスや製品の利点や使い方を説明します

・利用シーンの紹介:サービスや製品がどのような状況で役立つか、具体的な使用シーンを閲覧できる動画です。顧客が製品の実際の活用イメージを持っていただくために利用します。

・実例の紹介:実際のお客様の事例を取り上げ、サービスや製品を検討するきっかけや、利用シーン、効果を説明する動画です。成功事例を通じて、製品の効果やお客様の満足度を説明します。

・ブランドストーリー:自社のブランドや製品の背後にあるストーリーや理念を伝える動画で、お客様との共感を促進し、ブランドロイヤルティを高めます。

営業ロープレ動画

営業担当者が実際の営業シナリオを疑似体験し、効果的な営業技術やコミュニケーションスキルを練習するための動画です。以下は、営業ロープレ動画の利用例です。

・先輩営業のセールスのコツ:営業担当者が実際のセールスプロセスを再現し、顧客との対話や交渉のシナリオを演じます。これにより、新しい製品やサービスの紹介、価格交渉、契約締結などの営業スキルを練習することができます。

・一貫した質の維持を目的としたトレーニング: 営業ロープレ動画は、新しい営業担当者のトレーニングや定期的なスキルアップトレーニングの一環として活用されます。営業チーム全体に共通のシナリオを使用することで、一貫したトレーニングが可能です。

・リモートトレーニング: 特にリモートワークが増えている現在、営業ロールプレイ動画はリモート環境でのトレーニングを支援する有効な手段となっています。オンライン会議ツールを使用して、営業チーム全体が参加し、リアルな営業シナリオを演じることができます。

限定講座やセミナー

限定講座やセミナーの動画は内容を録画したものです。以下のような目的で活用されます

・情報提供:話された内容や映し出された資料の内容を、参加できなかった人や再確認したい人に動画であとから視聴できるようにする。

・学習資料:講座やセミナーで提供された知識やスキルを学ぶための資料として活用されます。参加者は後で動画を見返し、内容を再学習したり、理解を深めたりします。

・広報と宣伝:講座やセミナーの内容をHPなどで動画として公開することで、企業や団体の知名度向上やサービス・製品の広告効果を狙います。

・リモートアクセス:遠隔地や異なるタイミングで参加できなかった人々に、セミナー内容を提供する手段として活用されます。特に、リモートワークやオンライン学習が一般的になっている現在、セミナー動画は非常に重要な役割を果たします。

研修動画が注目される背景

研修動画が注目される背景には、いくつかの重要な要因があります

遠隔ワークの増加

近年、遠隔ワークやフレキシブルワークの需要が増加しています。このような環境下では、従業員がオフィスに出勤せずに自宅やリモート地から仕事をすることが一般的になり、オンライン研修が重要な役割を果たします。

時間と場所の柔軟性

研修動画は、従業員が自分のペースで学習し、自分の都合の良い時間や場所でアクセスできるため、大きな魅力があります。これにより、研修の柔軟性とアクセス性が向上しました。

コスト削減

伝統的な研修方法(たとえば、講師を招いた対面研修)に比べて、研修動画の制作と配信はコストが効率的です。特に、大規模な組織や遠隔地に拠点を持つ企業では、研修動画の採用が増えています。

受講者の多様性

従業員や学習者の多様性が増す中、研修動画は異なる学習スタイルやニーズに対応する手段として注目されています。視覚的な学習者やオーディオリスナーなど、さまざまな学習プロファイルに対応できるためです。

技術の進歩

デジタル技術の進歩により、研修動画の品質と利便性が向上しました。高解像度のビデオ、インタラクティブなコンテンツ、進捗追跡機能など、さまざまな技術革新が研修動画をより魅力的なものにしています。

研修動画を活用した成功事例

エビリーの700社の導入実績の中で、いくつか成功事例をご紹介したいと思います。

大東建託株式会社様

チラシから動画へ。オーナー様や社員向けの動画活用を推進する、大東建託のmillviポータル導入事例

大東建託株式会社 企業ロゴ

株式会社ネイルセレクト様

ネイリスト育成に動画を初めて活用。アフターコロナを見据えたネイルセレクトの戦略に迫る

株式会社ネイルセレクト-事例画像

株式会社フレアス様

社員、フランチャイズ、採用と、動画を多方面に配信!場所や時間に縛られず、企業文化を浸透させたフレアスのmillviポータル活用事例

株式会社フレアス-事例画像

株式会社アクタス様

コロナ禍でオンラインの新卒研修を実施。人材開発に向き合う、アクタスの動画活用とは

株式会社アクタス-事例画像

株式会社LAVA International様

研修動画以外も、楽しめる動画を共有し合うことで社内を活性化

動画研修の始め方

まずは、通常の研修施策の計画と同様に、動画研修を実施する目的を明確化しましょう。動画の制作・配信自体が目的化してしまうと、十分な効果を上げることはできません。研修実施後に効果測定を行うためにも、受講率や理解度等の定量的な目標値を決めておくと良いでしょう。

次に、研修動画の制作方法を決める必要があります。動画教材はさまざまな方法で制作が可能です。自社で作るのか、動画配信システムを利用するのか、外部へ発注するのか、その場合は誰がどのように依頼をするかも具体的に計画します。撮影から配信まで自社で行う場合、撮影機材やシステムの導入も必要です。条件やニーズに応じて検討しましょう。ただ、最近では撮影から編集までスマートフォン上で行うこともできるため、複雑な編集が必要ないのであればまずは簡単に始めてみるのもよいでしょう。

動画の作成、配信・受講のスケジュールも決めておきます。受講率を高めるには、配信日程や受講方法の周知が重要です。実施中は、受講者の進捗管理や理解度チェックのテスト、アンケートも欠かせません。受講者に必要なサポートを行うとともに、フィードバックを活かして研修の問題点を特定することができます。研修後には効果測定を行い、改善に取り組みましょう。

従来の研修方法からの切り替えや社内の承認を得ることが難しい場合には、既存の研修を撮影してアーカイブ化した動画や、会議を録画した動画を社内で共有することから始めることをおすすめします。これにより、動画研修のメリットや利便性を部署内外に認識してもらうことができます。

動画研修の注意点

動画研修には、向き不向きがあります。対話形式のeラーニングやテキストベースの資料、集合研修やOJT等のメリットも考慮したうえで、バランスよく採用することでより効果的な研修が可能になります。

動画の制作にも注意が必要です。研修動画は1本ごとに短くまとめましょう。長尺の動画では、再生時間のどこで何が説明されていたのか探しづらいため、受講者が復習する際のハードルが上がってしまいます。短い尺でコンパクトにまとめられた研修動画であれば、受講者がスマートフォンから視聴しやすいほか、進捗が明確になるというメリットもあります。

内容も、複雑な情報を詰め込むのではなく、シンプルに要点をまとめることが大切です。やむを得ず長い動画を配信する場合には、伝えたい情報を一方的に詰め込むのではなく、見出しや視覚的なアクセントを加えつつ内容を区切りながら解説するといった工夫をしましょう。

また、前述したデメリットにも留意してください。従業員が受講する意欲を高められるよう、実施前の周知の徹底をおすすめします。そして、受講管理や理解度チェックを実施して適切なフォローを行い、講師と受講者および受講者同士のコミュニケーションの補完や、受講者の接続環境の確保にも取り組むべきです。

まとめ

企業が成長し続けていくために、効果的な研修は不可欠です。しかし、従来の対面式の研修方法は時間的・経済的に多大なコストを要するほか、研修の質の均一化が難しい等の課題があります。

動画研修は従業員が時間や場所にとらわれず受講でき、コストを削減しながら高い学習効果を期待できる魅力的な方法ですが、ダイレクトなコミュニケーションと比較して相互作用が少ないことや進捗管理に工夫が必要といった面もあります。メリットとデメリット、内容の合う・合わないを把握し、企業ニーズや状況に合わせて使い分けることで非常に有効な研修施策になります。

また、研修動画用のパッケージや受講管理システム、理解度チェックのテストを実施するためのプラットフォームなど、適切なツールを活用することで、動画研修の精度を高めるとともに、関連する業務を効率化できます。実施後には効果測定と受講者のフィードバックの収集を行い、さらなる改善を目指しましょう。

社内研修を効率的に行う方法

ひとことで研修といっても、情報漏洩リスクの回避や法令遵守を徹底させるためのコンプライアンス研修など実施が不可欠なものだけでなく、従業員のマインドセットや技能の向上を図るスキルアップ研修といった人材育成目的のものまで、その種類は多岐に渡ります。

どれも重要なものではありますが、研修担当者や受講者が研修に充てられる時間には限度がありますし、予算にも限りがあるため、1回1回の研修の精度を上げる必要があります。

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自社オリジナルの動画共有サイトを構築できる「millviポータル」には、研修を効果的・効率的に実施するための機能が揃っています。

  1. 1. 部署・職位等で柔軟に視聴権限を管理できるグループ管理機能
  2. 2. 動画の視聴ステータスや詳細な視聴行動を分析できる視聴解析機能
  3. 3. 研修内容に対するフィードバックを集めるアンケート機能
  4. 4. 研修内容の理解度を測るためのテスト機能
  5. 5. 視聴者が自分の業務スケジュールに合わせて研修を受けられるオンデマンド配信
  6. 6. リアルタイム・リモートでの一斉配信に向いたライブ配信機能

「millviポータル」を活用することで、実施にかかる工数を継続的に削減することで研修担当者や従業員の負担を軽減するだけでなく、企画→実施→効果測定→施策改善のサイクルを回すことができます。

また、オンライン・オンデマンドで研修開催ができるため、会場費や交通費、宿泊費などのコストを圧倒的に削減することも可能です。

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