動画はスピーディに情報伝達できること、視覚的要素が多く情報が伝わりやすいといった理由で、企業での活用事例も増えています。企業での動画活用事例が増えるのに比例して、注目度が増しているのが「動画配信システム」です。
無料で動画を視聴・アップロードできる時代に、なぜわざわざ動画配信システムを使うべきなのか。企業が動画配信システムを選ぶ理由と、サービスを選ぶ上でのポイントをまとめて解説します!
目次
- 1:企業だけじゃない!導入事例が日々増えている「動画配信システム」
- 2:企業の多彩なニーズに動画配信システムがマッチしている
- 3:企業が動画配信システムを導入する3つの理由
- 4:動画配信システムを選ぶうえでのポイント
- 5:動画配信おすすめ記事Pick Up
企業だけじゃない!導入事例が日々増えている「動画配信システム」
動画配信システムは、Webを介して特定の視聴者に動画コンテンツを配信するサービスです。特定の視聴者というのは、社員やフランチャイズ店のオーナー、自社製品・サービスを利用するお客様など多岐にわたります。
動画配信システムを導入する企業は、業界を超えて増え続けています。全国にフランチャイズ展開している食品会社やフィットネス企業、ビジネススクールを展開する会社やコンサルタント会社など、導入事例は多種多様です。
参考:導入事例 | 企業向け動画配信システム millvi(ミルビィ)
また、導入しているのは企業だけではありません。公益社団法人、学校法人といった団体・教育機関でも、動画配信システムが活用されています。
企業の多彩なニーズに動画配信システムがマッチしている
企業が動画を活用する場合、その用途は千差万別です。具体的には、次のようなコンテンツを動画にしているケースがあります。
会社説明会
新卒・中途採用やインターン獲得で、オンラインにて会社説明用の動画を配信している企業は多いです。コロナ禍により、オフラインでの説明会が開催しにくくなった昨今。その流れはさらに加速すると言えるでしょう。
社内研修、経営指導、技術指導
人材育成においても、動画は活躍できる場面が多いです。社員やフランチャイズ店スタッフに向けた社内研修を動画にすることで、大勢の人員を研修所などに集めるコスト低減が期待できます。フランチャイズオーナーへの経営指導も同様です。
接客やものづくりにおける技術指導でも、動画が役立ちます。言葉だけ、写真だけの情報よりも、実際に手を動かす様子やお客様と接する様子を動画にすることで、細部にわたるノウハウ・スキルを共有しやすいからです。
社内での情報共有
会社代表からのメッセージ、社内インフラの活用法、トップ営業マンのセールストークの共有、店内レイアウト変更の連絡…。さまざまな情報を共有する際、メールやチャットより動画の方がすばやく正確に伝えられることがあります。
企業PR、商品PR
自社のことや自社製品・サービスをお客様や就職活動中の学生に伝えるための資料として、動画を活用する事例も多いです。
セミナー、講座
顧客やお客様向けのセミナー(ウェビナー)、社員向けの講座を動画にすることで、集客コストの低減や実施時間・場所の確保の手間が減るといったメリットが挙げられます。
ライブ配信
ライブ配信は、リアルタイムで情報が伝達できる、出演者と視聴者の距離が近い配信ができる、リアルタイムならではのおもしろさ・臨場感を味わえると魅力の多いコンテンツです。社内外を問わず、ライブ配信を活用する企業は年々増えています。
こうした事例からも、数多くの企業活動に動画がマッチしているということが分かります。数々の動画活用を行う際、動画配信システムがとても便利なのです。
企業が動画配信システムを導入する3つの理由
世の中には、無料で動画を配信・視聴できるサービスがいくつもあります。それなのに、なぜ多くの企業が動画配信システムを導入するのでしょうか。そこには、企業として重視したい「3つの理由」があります。
無料サービスと一線を画す「セキュリティ対策」への信頼
動画配信システムとは、「特定の視聴者に向けて動画コンテンツを配信するサービス」です。これは言い換えると、「特定の視聴者“以外”には動画コンテンツが見えないようにする」という意味でもあります。
企業にとって、動画コンテンツをはじめとした情報が外部に漏えいするのは、非常にリスクが高いでしょう。無料で利用できる動画配信サービスと比較して、動画配信システムは情報漏えいに対するセキュリティレベルが非常に高いという特徴があります。
配信動画の「画質」を安定させやすい
ネット上で配信された動画の画質(画面解像度)は、快適に動画を視聴するのにとても重要な要素です。画質(あるいは音質)はユーザー側のインターネット環境だけでなく、配信側の設定・環境でも変化します。
仮に、ユーザー側が「4K画質の動画を視聴できるネットやPC環境」を用意していたとしましょう。それでも、配信側が「4Kの1/10の画質でしか配信できません」となれば、美しい映像を見ることはできません。
ライブ映像がガビガビで映りが悪いし音も聞こえない…という事態も、企業としては避けたいところですよね。動画配信システムは、動画の配信環境の整備によって、画質が安定しやすい傾向にあります。
参考:
動画配信サービスの「画質」はいかに?YouTubeからNetflixまで調査してみた
ビットレートとは?動画の画質に関する基礎知識〜解像度、FPSなどの用語を詳しく解説
自前でシステムを開発するよりも圧倒的に低コスト
動画配信システムはあくまで「システム」です。自社で独自にシステムを構築し、社員やお客様に動画を配信するという方法もあります。しかし、動画配信システムの自社開発は膨大な時間・コスト・人員が必要です。
ここまでに紹介したセキュリティ対策や配信環境の整備の他、顧客管理、検索機能といった操作性・管理性も求められます。数百万、あるいは数千万の費用がかかるケースもありえるのです。
その点、動画配信システムは初期費用と月額費用で、動画配信に必要な条件が揃ったシステムを活用できます。自社開発よりも圧倒的に低コスト、かつスピーディに動画配信をスタートできるのです。
また、動画配信システムを提供する企業には、動画制作や視聴分析・運用をサポートしてくれる企業もいます。動画に関する知識やノウハウの蓄積がない企業でも、安心して動画配信できるのも大きな魅力です。
動画配信システムを選ぶうえでのポイント
ここからは、動画配信システムを選ぶうえで必ずチェックしておきたいポイントを紹介したいと思います。「自分たちは動画コンテンツをどのように活用したいだろう」と想像しつつ、ぜひ一緒に考えていきましょう。
動画配信の目的と求める「機能」
なにを目的に、動画配信を行うか。この点を明確にすることが非常に重要です。目的が明確になることで、必要な機能が定まっていきます。「社内での情報共有以外では、動画を使うことはないな」という場合に、顧客管理機能が優れたシステムを採用する必要はないからです。
「現状では研修用動画の共有に使うけれど、ゆくゆくはお客様限定の商品PR動画も制作していきたいな」と思うのなら、先々の目的にも対応した機能を持つシステムを検討していくべきです。
目的に見合ったコスト計算
動画配信システムは、初期費用と月額使用料でコストがある程度決まります。月額使用料は、月間の動画配信における通信量(月間転送量)、動画をはじめとしたデータの保存容量で変わります。
月に50名の社員が動画を見るなか、「1万人が一度に動画へアクセスしても大丈夫な月間転送量」のプランは、明らかにオーバースペックです。利用プランは後から変更できることがほとんどなので、ミニマムにはじめてニーズに合わせて上のプランへ変更してみてください。
セキュリティレベルは要チェック
企業にとって、リスクマネジメントの最重要項目のひとつが「情報漏えいリスクへの対策」です。動画配信システムはセキュリティレベルが高いと書きましたが、それは動画配信方法(ストリーミング方式)やIP制限、暗号化配信といった対策が取られているからです。
もちろん、動画配信システムによってセキュリティへの対応方法も異なります。十分なセキュリティ対策が取れているか、必ずチェックしておきましょう。
参考:
「ストリーミング配信」とは?ダウンロードやプログレッシブとの違い | 企業向け動画配信システム millvi(ミルビィ)
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