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【検証】ガンマイクで拾える音の距離は?高音質なマイクはどれ?マイクの違いと仕組みを解説

コロナ禍により、企業が開催するセミナーや講演会などがライブ配信形式で行われることが増えました。
ライブ配信となると、撮影のためのカメラ、音響機器、スイッチャーなど様々な機材が必要となります。
本記事では、マイクに焦点をあて、マイクの種類・特徴、シーン別選び方をご紹介します。

マイクの種類|マイク、ピンマイク、ガンマイクって?

まずは、どんなマイクの種類が存在するのか?というところから。
普段マイクを使われない方にとっては、名前を聞いても何がなんだか…という方もいるのではないでしょうか。
どのようなマイクがあるのかざっと簡単にご紹介します。

<マイク(ボーカルマイク)>

マイク
カラオケなどで使われているため、多くの人におなじみのボーカルマイク。
手で持ちながら、マイクに口を近づけて音を反響させます。

<ピンマイク>

ピンマイク

インタビューの動画などでよく見かけるピンマイク。
服やジャケットの襟や首元にピンを挟んで固定し、音源に近い位置で集音できるため比較的きれいな音質で声を拾います。

<ガンマイク>

ガンマイク

テレビドラマの撮影やニュース番組の撮影を連想させる、ガンマイク。
最近では、YouTuberなどもカメラの上にこのマイクを載せて撮影します。
感度が高く、音声コントロールがしやすいのがガンマイクです。

と、普段マイクを使わない人にとってはあまり馴染みのないマイクも登場したかもしれません。

このように一つ一つ特徴や利用用途が異なるマイクですが、そもそもマイクにはどんな機能の違いがあって、どんなシーンで使われるのが適切なのでしょうか?

マイク種類別|感度・特徴・使われるシーン

実際にどんなマイクで、どのレベルの音質を拾えるかを理解したところで、マイクの種類別に特徴や使用シーンをご紹介します。

種類 感度 使用シーン
マイク(ボーカル) 低い うるさい場所で、ピンポイントで音をとる
Ex. カラオケ、会議マイク
ピンマイク 高い ・静かな場所で感度の良い音をとる
・発言者がよく動く時や、顔をしっかり撮影したい時
Ex. セミナー登壇、インタビュー
ガンマイク 高い ・離れた場所の音をとる
・超指向性のものであれば、うるさい場所でも使用可
Ex. スポーツ中継、ドラマ撮影

マイク(ここではカラオケなどで使用されるボーカルマイクのこと)は、音をピンポイントでとることができ、周囲の音を拾いにくいのでうるさい場所でも使用ができます。しかし、マイクから30-50cm離れると音が入りにくくなるため、遠くの音をとるには向いていないマイクです。

ピンマイクは、ボーカルマイクと同様で、マイクに近い音を拾います。ボーカルマイクとの違いとしては、感度が良いことと、マイクにクリップがついており服などに挟んで固定できるところです。マイクを手で持つ必要がないので顔をしっかり撮りたい時や、セミナーやプレゼンなど行う際に自由に動きながら話したい時に使えます。注意点として、ピンマイクは感度が良いので、雑音がうるさい場所で使用してしまうと周囲の音も入ってしまいます。

ガンマイクは、スポーツ競技中の音声や野鳥撮影など、被写体にピンマイクをつけるわけにいかないシーンでの撮影で適しているマイクです。また、限られた範囲の音だけ拾うこともできるため、音声コントロールが他のマイクよりも簡単でプロの撮影でよく使用されます。

以上が使用シーンについてですが、なぜこのように使い方が分かれるのか?というところを少し深掘ります。マイクの特徴を理解する上で、マイクの「指向性」を知ることが重要になります。では、指向性とは何でしょうか?

マイクの指向性について

ここでは、無指向性(オムニ)と単一指向性(カーディオイド)を紹介します。マイクの指向性とは、簡単に要約すると「マイクが拾う音の範囲を示すもの」です。

<無指向性>

※図はわかりやすくしたイメージで、正確な空間指向性を表していません。

全指向性とも呼ばれ、360度全体の音を拾う構造です。メリットとしてはどの角度の音も拾ってくれるのですが、雑音なども同時に入りやすいです。会議用など、テーブルの中央に置く平たいマイクに多いのがこちら。

<単一指向性>

単一指向性の中にもいくつか種類がありますが、指向性マイクと言われる場合はこのタイプを指します。無指向性と比べ、マイクの後ろ側から入ってくる音を拾わない構造となっており、図のような空間形状のことをカーディオイドと呼びます。いわゆる一般的な『マイク』と呼ばれるものはカーディオイドが多いです。

<超指向性>

カーディオイドは指向性の強さで異なるサブカテゴリがあります。スーパーカーディオイドは、カーディオイドより絞った範囲で音を拾い、かつ狙った範囲の延長線上にある遠くの音を拾う構造です。更に範囲を絞ったハイパーカーディオイドもあります。なお、基本的には指向性が強いほど音質が下がる傾向にあります。ガンマイクなどがこれにあたり、スポーツ中継やドラマ撮影などで使われます。

 

【検証】マイクの音質を比較してみた

ざっくりとマイクの構成を説明したところで、今度は実際に、マイク別にどのくらいクリアな音声をキャッチできるのか検証しました。

<音を撮ったときの条件>
  • 被写体とマイクの距離は10メートル
  • 周りに人がいて、雑音が入る状態


上のような条件の中、

  • 内蔵マイク
  • ガンマイク
  • ピンマイク
  • ハンドマイク

で音を拾った際、どのような違いがあるのかを比較します。

内臓マイク=音質レベル★☆☆☆☆


内蔵マイクでは、被写体の音声がほとんど聞こえません。
遠くの音を拾いにくいことに加え、周りの会話も拾ってしまうため、ピンポイントで音を拾いたい場合には向いていません。

ガンマイク=音質レベル★★☆☆☆


ガンマイクは、内蔵マイクよりは被写体の声が聞こえます。しかし、被写体が遠くにある際は、まだまだ雑音の方を多く拾ってしまうため、こちらも遠くの音を拾うには向いていません。今回のケースでは周囲の会話音は抑えられたものの、空調の音を拾ってしまっています。

ピンマイク=音質レベル★★★★☆


ピンマイクにすると、かなりクリアに聞こえるようになります。マイクが口元にあるため、離れた距離からの撮影などでも確実に音を拾うことができます。しかし、無指向性のピンマイクを使うと、手元にある原稿の音まで拾ってしまうということが分かります。

ハンドマイク=音質レベル★★★★★


最も音がクリアなのは、ハンドマイクでした。指向性のものを使用し、狙った範囲の音のみをキャッチしているため被写体の声だけがきれいに入っています。検証の際、マイクを手持ちで行ったためグリップのノイズが乗っていますが、マイクスタンドにすれば更に改善ができます。

マイクの違いについてのまとめ

本記事では、マイク・ガンマイク・ピンマイクについての違いを紹介しました。

弊社では、ライブ配信の運用サポート、オペレーションレクチャー等を行っておりますので、お困りの方はお気軽にご相談ください。

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