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疑似ライブ配信とは?特徴、メリットデメリット、配信準備から配信までの流れをご紹介

疑似ライブ配信とは

インターネットにおける動画コンテンツの配信方法はこれまで「ライブ配信」「オンデマンド配信」のいずれかの方法が一般的でした。しかし最近ここに、「疑似ライブ配信」という3つ目の配信方法が加わり、注目を集めています。

こちらではその疑似ライブ配信について特徴、メリットデメリット、配信方法を詳しく解説します。

目次

1:ライブ配信とは?
2:オンデマンド配信とは?
3:疑似ライブ配信とは?
4:疑似ライブ配信の特徴
5:疑似ライブ配信のメリット
6:疑似ライブ配信のデメリット
7:疑似ライブ配信の準備から配信までの流れ
8:疑似ライブ配信に動画配信プラットフォームを活用しよう
9:疑似ライブ配信に動画配信プラットフォームを活用しよう

ライブ配信とは?

ライブ配信とは、インターネットを通じて、映像や音声をリアルタイムで配信することです。視聴者は、配信と同時にその内容を見たり聞いたりすることができます。

従来のテレビ放送と異なり、誰もがスマートフォンやパソコンなどのデバイスがあれば手軽に配信できるのが特徴です。また、コメント機能などを通じて配信者と視聴者がリアルタイムで交流できる点も大きな魅力となっています。

ライブ配信の仕方について詳しい説明は下記も参考になさって下さい。

ライブ配信の環境構築ノウハウ

ライブ配信ノウハウ(こだわり編)

オンデマンド配信とは?

オンデマンド配信とは、視聴者の要求に応じて、いつでも好きなタイミングで視聴できる動画配信の形式を指します。「オンデマンド(On-demand)」は英語で「要求に応じて」という意味です。

ライブ配信が「リアルタイム」での配信であるのに対し、オンデマンド配信は「事前に制作・収録された動画」を配信する点が大きな違いです。YouTubeにアップロードされている動画や、NetflixなどのVOD(ビデオ・オン・デマンド)サービスなどが代表的なオンデマンド配信の例です。

オンデマンド配信について詳しい説明は下記も参考になさって下さい。

【利用企業事例付き】オンデマンド配信とは?メリット/デメリット・実施方法・成功ポイントを解説

疑似ライブ配信とは?

疑似ライブ配信とは、事前に録画・制作された動画を、あたかもリアルタイムでライブ配信されているかのように、決まった時間に配信する形式のことです。

ライブ配信とオンデマンド配信の「良いとこどり」とも言える配信方法で、それぞれのメリットを組み合わせることで、効果的なコンテンツ配信を可能にします。

疑似ライブ配信の特徴

事前制作・編集済みの動画配信

配信されるコンテンツは、事前に撮影、編集、加工が完了した動画です。これにより、映像や音声の品質が安定し、不要な間やミスなどを取り除くことができます。

指定された日時での配信

ライブ配信と同様に、「○月○日の○時」といった形で、配信開始時間が決められます。そのため視聴者はその時間にアクセスすることで視聴できます。

リアルタイムチャットなどの双方向のコミュニケーション機能

多くの疑似ライブ配信プラットフォームでは、動画再生中に視聴者がチャットでコメントや質問を投稿できます。配信側は、そのチャットに対してリアルタイムで返信・対応することが可能です。これにより、オンデマンド配信にはない「双方向性」や「一体感」が生まれます。

疑似ライブ配信のメリット

疑似ライブ配信の主なメリットは、ライブ配信とオンデマンド配信(録画配信)の良い点を組み合わせられることです。これにより、配信者は高品質なコンテンツを安定して届けつつ、視聴者とのリアルタイムな交流も実現できます。

以下に、疑似ライブ配信の具体的なメリットをまとめます。

コンテンツの質向上

事前に撮影・編集ができるため、テロップやBGMの追加、不要な部分のカット、映像の色調補正などを行い、視聴者にとって見やすく、分かりやすいコンテンツに仕上げられます。

トラブルのリスク回避

生放送で起こりがちな機材トラブル、ネットワークの不安定、出演者の発言ミスなどを事前に修正できます。

ライブ感と一体感の創出

決まった時間に配信することで、視聴者にはライブ配信に近い「今、見ている」という感覚が生まれます。

リアルタイムなコミュニケーション

配信中にチャット機能などを利用すれば、配信者側が視聴者からの質問やコメントにリアルタイムで返信できます。これにより、オンデマンド配信にはない、双方向のやり取りと一体感が生まれます。

人的・運用負荷の軽減

ライブ配信のように常にカメラやマイクを意識する必要がないため、本番での精神的な負担やオペレーションの負荷が軽減されます。

コンテンツの再利用

一度制作した動画は、繰り返し疑似ライブとして配信したり、後日オンデマンド配信として提供したりと、様々な用途で活用できます。これにより、コンテンツの制作コストを有効に活用できます。

特別感と希少性の演出

決まった日時にしか見られないという「限定性」を設けることで、視聴者の参加意欲を高めることができます。

集中力の維持

オンデマンド配信のように「いつでも見られる」状態ではないため、視聴者は配信時間に合わせて集中して視聴する傾向があります。

これらのメリットから、疑似ライブ配信は「高品質なコンテンツを届けたいが、視聴者との交流やイベント感も大事にしたい」という場合に非常に効果的な手法と言えます。たとえば、企業の製品発表会、オンラインセミナー、採用説明会などで多く活用されています。

疑似ライブ配信のデメリット

疑似ライブ配信は多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットも存在します。これらを理解した上で活用することが重要です。

完全なリアルタイム性・即時性がない

配信される動画は事前に収録されたものであるため、生放送特有のハプニングや、その場でしか生まれない偶発的な面白さといった「生の臨場感」は得られません。

そのため、タイムリーなニュースや突発的なイベントなど、速報性が求められる内容には、リアルタイムで情報を発信できるライブ配信の方が適しています。

事前準備に時間と労力がかかる

高品質な疑似ライブを配信するためには、撮影・編集に時間と手間をかける必要があります。映像のブラッシュアップなど、ライブ配信にはない制作工数がかかります。

配信内容の変更ができない

配信中に視聴者の反応を見て、急遽内容を変更したり、話す順番を変えたりといった柔軟な対応はできません。あくまで事前に決めたシナリオ通りに動画が進みます。

チャット対応の負担

視聴者との交流はチャット機能が中心になりますが、寄せられる質問やコメント全てにリアルタイムで対応するには、チャット対応専門のスタッフが必要です。多くの視聴者が参加した場合、その負担は大きくなります。

指定時間に視聴できないと見逃す

ライブ配信と同様に、配信時間が決まっているため、その時間に見られなかった視聴者は参加できません。後日アーカイブ配信を行うことでこの問題は軽減できますが、疑似ライブの特別感は薄れます。

これらのデメリットは、疑似ライブ配信がライブ配信とオンデマンド配信のハイブリッドであることに起因します。高品質なコンテンツを届けられる反面、生放送特有の「一期一会」の面白さや柔軟な対応には限界がある、という点を理解しておくことが大切です。

疑似ライブ配信の準備から配信までの流れ

疑似ライブ配信の準備から配信までの一般的な流れは、以下の4つのステップに分けられます。

企画/構成

・目的とターゲットの設定

誰に、何を伝えるための配信なのかを明確にしましょう。また参加者のゴール(例:製品の購入、セミナーへの申込み、サービスへの理解など)を定義しましょう。

・コンテンツの構成案作成

配信全体のシナリオ(台本)を作成します。導入、本編、質疑応答、クロージングといった構成を考えましょう。必要があればスライド資料やデモンストレーション画面など、動画内で使用する素材を準備しましょう。

・配信日時の決定

ターゲット層が最も視聴しやすい日時を検討し、配信スケジュールを決定します。ライブ感を出すために、告知は早めに行います。

収録・編集

・動画の撮影(収録)

企画・構成案に沿って、動画を撮影します。登壇者が複数人いる場合は、事前に打ち合わせをしておきましょう。ライブ配信と違い、NGが出ても撮り直しができるので、納得のいくまで撮影を行いましょう。

・動画の編集

撮影した動画を編集ソフトで加工します。不要な部分のカット、BGMや効果音の追加、映像の色調補正などを行いましょう。ここは配信の品質を左右する重要な工程なので、時間をかけて丁寧に行いましょう。

配信プラットフォームの設定

・プラットフォームの選択

疑似ライブ配信に対応したプラットフォーム(ウェビナーツール、動画配信サービスなど)を選びます。リアルタイムチャット機能やアンケート機能など、必要な機能があるか確認しましょう。

・動画のアップロード

完成した動画ファイルをプラットフォームにアップロードしましょう。

・配信設定

配信日時、チャットの有無、アンケートの実施タイミングなど、各種設定を行います。多くの場合、配信開始時間になると自動的に動画が再生されるように設定できます。また視聴者への事前告知メールや、リマインドメールの設定も行いましょう。

配信当日

待機とチャット対応

配信担当者は、配信開始の10分~15分前には配信画面に入り、待機しましょう。視聴者が入室してきたら、チャットで挨拶したり、開始まで待機している旨を伝えたりしましょう。配信中は、視聴者からの質問やコメントにリアルタイムで対応しましょう。

動画の自動再生

設定した時間になると、自動的に動画が再生されます。配信担当者は、動画の進行を見守りながら、チャット対応に集中しましょう。

質疑応答とクロージング

動画が終了したら、チャットで寄せられた質問に回答したり、アンケートへの協力を呼びかけたりして、配信を締めくくりましょう。配信終了の挨拶をして、配信を終了します。

このように、疑似ライブ配信は、事前準備に重点を置くことで、本番の運用負荷を減らしつつ、高品質なコンテンツとリアルタイムな交流の両立を目指すことができる配信手法です。

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