2020年、コロナ禍の影響で多くの企業でリモートワークが普及しました。そしてリモートワークの開始とともに、通常業務や社外打ち合わせ、社内イベントなどがオンライン化されたかと思います。
社内での教育・研修も例外ではなく、昨年4月以降の研修では多くの企業においてオンライン研修が開始されました。そして、2021年以降もオンライン研修は続くと見込まれており、さらにはオンライン研修+現場研修による「ハイブリッド研修」が加速すると予測されます。
本記事では、現在一般的に企業で取り組まれているオンライン研修の方法から、近年注目されている「オンデマンド研修」や「Eラーニング研修」に焦点をあて、それらが企業にどのような影響やメリットを及ぼすのかを解説していきます。
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コロナ禍で進む企業研修の「オンライン化」
実際にコロナにより日本企業の研修オンライン化はどのくらい進んだのか?
eラーニング戦略研究所によると、以下のような調査結果が発表されています。
- ・50%以上の企業が、2020年春の緊急事態宣言前後3カ月の間にオンライン研修スタート
- ・70%以上の企業が、新卒研修を含め、中途や階級別研修でオンラインへシフト
eラーニング戦略研究所がアンケートを行った企業のうち、
50%以上の企業がオンライン研修を2020年3月~5月の間からスタートさせており、コロナ禍により大きく影響を受けたとのことです。
半数以上の企業がコロナウイルスをきっかけに、研修のオンライン化を促進していることが見られます。
さらに同社では、コロナ禍でどのような研修に影響が出たかという調査を行っております。
結果として、約75%の企業が「新入社員の研修が一番大きな影響を受けている」と答えました。
その次に、約72%の企業が新卒に関わらず全体的な従来の集合型の研修に影響を及ぼしていると答えました。
調査により企業では、新卒~各階級の社員研修まで、全体的に大きなオンライン化へのシフトが行われていることが分かります。
さらに、企業のオンライン研修を促進するシステムの一つ「Eラーニングシステム」の市場を矢野経済研究所が発表したところ、コロナ以前から著しい成長が見られ、コロナ後もプラスを保っていくと予測されています。
コロナ以前より右肩あがりである傾向の背景には、スマホ・PCの普及であらゆる業務でデジタル化が進んでいることと、景況感が良好であったことがあげられます。
2020年の市場成長予測値は、業績悪化の企業もいることから2019年より少し下落していますが、それでもEラーニングシステムを取り入れる企業が多く、プラス市場を維持し続けていることが分かります。
各企業の調査結果により、コロナがいかにオンライン教育への後押しとなっているかが分かります。
では、実際に企業がオンライン研修を行うにあたってどのようなツールを取り入れ、どのような方法で行っているのでしょうか?
一般的に企業で行われる「オンライン教育」の方法
一般的に行われるオンライン研修の方法として、大きく2つあげられます。
- ・リアルタイム研修(例:Zoom、Teams による研修)
- ・オンデマンド研修(例:Eラーニング、社内イントラでの研修)
それぞれの特徴やメリット・デメリットを見ていきましょう。
一つは、オンライン会議ツール(ZoomやTeams)を使用して行うリアルタイム研修です。
大きな特徴としては、双方向コミュニケーションが可能であることと、リアルタイムのみでの開催になることです。
研修担当者だけでなく、研修受講者も発言やその場での質問ができるので、疑問点の解消や解決に繋がります。さらに、使用ツールは簡単・お手軽に導入できるものが多いので、オンライン研修が始めやすいでしょう。
しかし、リアルタイム研修のデメリットとして、一度の研修で終わってしまいがちという面もあります。
録画はできるものの、アーカイブとして公開しておく仕組みがないため、再度研修内容を振り返るといったことが困難です。ですので、1度きり開催の研修や、短期的なオンライン研修を検討されている方におすすめです。
一方でオンデマンド研修は、一方向コミュニケーションであることと、研修コンテンツを好きな時に、好きなだけ再生できるというのが特徴です。
イメージは、YouTubeの動画やテレビ番組のHDD録画のように、動画コンテンツを保存・公開しておくことで視聴者の好きなタイミングで再生できるものです。
研修受講者が「いつでも・何度でも」見れるメリットはもちろん、研修担当者は一度コンテンツを用意すれば、動画を公開しておくだけで研修が進みます。また、それが汎用的な内容であれば毎年繰り返し使うこともできます。
リアルタイム研修と比較したデメリットとしては、一方向コミュニケーションであるため、視聴中に発言することや質問を投げることができません。よって、研修担当者は質問を受け付ける方法などの工夫が必要となるでしょう。
このように、オンデマンド研修は繰り返し動画を見てノウハウを溜めていくことができるため、長期的なオンライン研修を検討されている方におすすめです。
長期的にわたる研修は、「オンデマンド研修」がおすすめ
では、実際にオンデマンド研修を行った企業では、具体的にどのようなメリット・感想を感じているのでしょうか?
弊社内で実際に行った結果、研修担当者と研修受講者(新卒生)より以下の声が挙がりました。
オンデマンドに置き換えることによって、労働集約の解消が見込めたことや、リアルタイムではないので、研修担当者側と研修受講者側のスケジュールをすり合わせる必要がないことにメリットを感じられています。
さらに、研修受講者自身が動画を何度も見てくれることで研修の価値が上がり、長期的な研修にはとても効果的です。またオンデマンド研修では、研修受講者がどんな動画を見ているのかログを確認できるため、研修の進捗がしやすいという声もありました。
研修受講者側の意見を伺うと、業務中に分からないことが発生したときに、すぐに視聴ができるオンデマンド研修がとても効果的だったということです。
例えば、名刺の渡し方やエレベーター内のマナーなど、一度説明を受けただけでは覚えられないということが新入社員には多くあります。
これらを実践する直前に、もう一度動画で振り返ってインプットをすることで、確実な記憶のもと正しいマナーや礼儀を身に着け、現場でも生かすことができるそうです。
このように、オンデマンド研修では研修担当者・研修受講者ともにメリットが多くあることが分かります。
特に、新入社員の方はビジネスマナーや仕事の進め方など、覚えることがたくさんあるので、業務を進めながらも動画で不明点を再確認できることが非常に重要で、大きなメリットとなります。
では、オンデマンド研修をスタートするには何が必要なのか?
最初に必要となるものが、動画教材(動画コンテンツ)です。
動画教材の制作は、外注を使う?内製化する?
【外注】
外注制作のメリットは、動画制作のプロに全てお任せするので安心です。さらに動画制作中も、自分たちは本来の業務へ集中できるので、時間やリソースを気にする心配もありません。
そして、研修動画制作を外注に依頼する最大のメリットは、何年も使い続けることのできるクオリティの高い動画制作ができることができることです。
特に、お辞儀の仕方や接客マナーなど、ビジネスマナーの研修動画には人物の動きがある映像が多いです。
そういった映像では、画質をあげるために解像度・フレームレート・ビットレートを高くする工夫や、撮影の際にもカメラの角度を調整するといった工夫が必要となります。
例えば、こちらは弊社が提供する研修コンテンツの1シーン。
この映像を完成させるまでに使用されているものとして、
- ・業務用カメラ(4Kカメラなど高画質なもの)
- ・ピンマイク
- ・ピンマイク
- ・照明
- ・グリーンバック
- ・編集ソフト
などがあります。
このように複数の機材やツールを揃えることで、研修受講者にとって見やすい・分かりやすい絵が作成でき、さらに研修受講者がPCやモニターで視聴しても高画質のままで届けることができます。逆に、クオリティのある動画を注文するためにはコストが発生する、といったことが外注のデメリットとしてあげられます。
【内製化】
一方で、内製化をして制作を進めると、自分たちのオリジナルコンテンツや、社風・社内規則に合った動画を制作することができるでしょう。また、外注コストもかかりません。
内製化を行うと、シンプルなものを低コストで制作できるので、スライドショーでまとめた研修動画や講師が資料をもとに説明する動画など、簡単に制作できるような動画を望まれている方におすすめです。
ちなみに、PC1台、講師1人、スライドでは以下のような映像が撮れます。
デメリットとしては、短時間・特別な機材なしで映像を撮るとすると、クオリティには限界があるという点です。
また、機材・編集ソフトなどを使いこなすには、ある程度の知識・経験が必要となりますので、高品質なものを求める方や時間のない方には内製化は向いていないと言えます。
このように、外注と内製化のメリット・デメリットがそれぞれある中でどちらかの方法で研修コンテンツの制作を進められている企業様も多いのではないでしょうか。
弊社では、内製化をするには「制作の時間がない」「ノウハウを溜める余裕がない」「研修開始時期が迫っている」という方向けに、動画が公開できるプラットフォームとともに研修動画のご提供をしております。
教育コンテンツ制作を動画プラットフォームとともに提供
コロナ以降、特に導入が進んでいるオンライン研修ですが、
- ・ビジネスマナーや電話対応などの汎用的な研修内容
- ・SNSの使い方といったトレンドな研修内容
など、企業ではさまざまな新人研修を実施されています。
このような研修のオンデマンド動画化は、毎年同じコンテンツを活用できるので研修にかかる時間やコストの削減に繋がるというメリットがあり、コロナ以降では多くのの企業で取り入れられています。
そして弊社では、上記のような研修のデジタル化を目指される企業様へのご支援のため、研修コンテンツ制作と動画配信プラットフォームをセットでご提供しております。
コンテンツ制作では、汎用的な動画からトレンド動画までご希望に合わせてご用意しております。
例えばこのようなコンテンツ
- ・ビジネスメールの書き方講座
- ・提案書の作り方講座
- ・プレゼンテーション講座
- ・PDCA講座
- ・リーダー研修講座
研修コンテンツの中には、新卒研修の内容はもちろん、リーダー・マネージャー層に向けた研修コンテンツもあります。
また、Eラーニング機能なども加わった動画配信プラットフォームも一緒にご提供することにより、動画視聴後のテスト・課題提出など個別の理解度を図ることも可能にしました。
Zoomなどを用いたリアルタイムの研修を行うと、課題提出などを行わず研修したままで終わっている企業も多くあります。
弊社がご用意するプランでは研修コンテンツに加え、テストやアンケートが受けられるEラーニング機能や、個人を特定するIDの発行などができるので、研修受講者はテストなどでアウトプットができ、研修担当者は誰がどこまで理解をしているか把握することができます。
また、その他の機能として、動画に対するお気に入り登録機能などがあります。自分が繰り返し見たい動画や役に立つ動画をブックマークすることができるので、研修受講者はYouTubeやSNSにような感覚で動画を見に行くことができるでしょう。
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「millviポータル」ご利用中のお客様からの声
▼株式会社島忠 人事ご担当者様
「本格的な研修を実施する前に、新入社員の方にビジネスマナーの動画を視聴してもらったので、スムーズに研修に入ることができました。
約6,000名の従業員(アルバイト、パート社員含む)が在籍している当社にとっては、幅広い動画コンテンツがそろっていることにより、従業員のポジションによって使用する動画コンテンツを使い分けることができるので便利です。」
ビジネスマナーなどの汎用的なコンテンツは、毎年繰り返し使えるのでお客様からも人気のあるコンテンツです。
このようなコンテンツをプラットフォームに置くことで、研修担当者は研修準備時間のカット、研修受講者は好きなタイミングで「社会人の基礎」について学ぶ事ができます。
さらに、島忠様ではマネージャー層の方向けへの研修も動画コンテンツへ置き換えられており、社内でも高い評価を頂いております。
▼大手外食チェーン店 ご担当者様
「動画のラインアップ数、クオリティともに良い。
アニメーション動画もあり、程よいスピード感でとてもわかりやすかったです。」
研修コンテンツには、実写版の動画に加え、アニメーション動画もご用意しております。講師がレクチャーをする映像のコンテンツでは、講師の説明の仕方や感情を読み取れることから、どこが重要箇所であるのかが研修受講者に分かりやすく伝わります。
また、アニメーション動画では視覚で重要ポイントなどを訴えるので、研修受講者も楽な姿勢で聞きつつインプットすることができるでしょう。
上記ご紹介のように、ミルビィポータルは、コロナ以降ですでに複数社様よりご導入いただき、コンテンツに関しても評価を頂いております。
本記事では、
- ・コロナ以降、半数以上の企業がオンライン教育にシフト
- ・オンデマンド研修で、長期的な研修効果が見込める
- ・コンテンツの制作は、「早い」「安心」「高品質」で外注がオススメ
- ・動画配信システムから教育コンテンツまで丸々ご提供
という内容でお送りいたしました。ご興味ある方は、無料相談会も随時承りますので、ぜひ資料請求まで。
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