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動画配信プラットフォームの料金相場・料金体系!各製品の料金比較表もご紹介

この記事では、企業担当者が動画配信プラットフォームを検討するうえで、一番気になるポイントである費用・料金について詳しく解説したいと思います。各製品の料金比較表などもご活用ください。

目次

1:動画配信プラットフォームの種類
2:動画配信プラットフォームの料金体系
3:動画配信プラットフォームの料金相場
4:各動画配信プラットフォームの費用やプランを比較
5:動画配信おすすめ記事Pick Up

動画配信プラットフォームの種類

まず動画配信プラットフォームは、その用途、対象ユーザー、提供形態によって様々な種類に分類されます。ここでは、主な分類とそれぞれの特徴を解説します。

配信方法による分類

配信方法 特徴 適したコンテンツ
オンデマンド配信 (VOD) あらかじめアップロードされた動画を、視聴者が好きなときに再生できる方法。 社員研修、製品マニュアル、映画・ドラマ、録画済みセミナー
ライブ配信 リアルタイムで動画を配信する方法。視聴者とのリアルタイムな交流が可能。 ウェビナー、ライブイベント、記者会見、スポーツ中継
疑似ライブ配信 録画済みの動画を、決まった日時にライブ配信のように見せる方法。 事前収録したセミナーの開催、定期的な情報発信

サービス提供方法による分類

種類 特徴 メリット デメリット
クラウド型(SaaS) 事業者が提供するサービスをインターネット経由で利用する。 導入が早い、低コスト、運用・保守の手間がない、負荷分散がしやすい。 カスタマイズに制限がある、セキュリティ要件に合わない場合がある。
オンプレミス型 自社内にサーバーやシステムを構築・導入する。 カスタマイズの自由度が高い、高度なセキュリティを確保しやすい。 導入コストが高い、導入に時間がかかる、運用・保守の負担が大きい。

動画配信プラットフォームの料金体系

動画配信プラットフォームの費用の内訳は、主に以下4つに分解できます。

費用項目 説明 費用が高くなる要因
初期費用 システムの導入、環境構築、アカウント発行などのためにサービス開始時に一度だけかかる費用。 オンプレミス型や大規模なカスタム開発は高額になる。SaaS型は比較的安価か無料のことが多い。
ストレージ費用 アップロードした動画ファイルをサーバーに保存しておくための費用。 動画の総容量(ギガバイト/テラバイト数)が増えるほど高くなります。
配信(データ転送)費用 視聴者が動画を再生するときに、サーバーから視聴者のデバイスへデータを送る(転送する)費用。「トラフィック費用」や「転送料金」とも呼ばれます。 再生回数が多いほど高くなります。動画の画質(ビットレート)が良いほど高くなります。ライブ配信はリアルタイムで多量のデータ通信が発生するため、特にコストが高くなりやすいです。
基本利用料 プラットフォームのシステム利用や、提供される基本機能(管理画面、セキュリティなど)に対する月額費用。 利用プランや機能の充実度によって異なる傾向にあります。

動画配信プラットフォームは上記の費用内訳を踏まえ、以下のいずれか、またはそれらを組み合わせた料金体系が採用されます。

定額制(機能・規模ベース)

・月額/年額固定料金

あらかじめ決められた機能、アカウント数、ストレージ容量、転送量の上限に応じて、毎月または毎年固定の料金を支払うモデル。
【例】ベーシックプラン(月額5万円、転送量500GBまで)、プレミアムプラン(月額10万円、転送量無制限)

従量課金制(利用量ベース)

・転送量(トラフィック)課金

月間の動画配信データ転送量(GBやTB単位)に応じて料金が変動するモデル。動画をたくさん見られれば見られるほどコストが増えます。
【例】基本料金 + 転送量1GBあたり〇〇円

ストレージ課金

保存している動画の総容量(GBやTB単位)に応じて料金が変動するモデル。動画の本数が増えるほどコストが増えます。
【例】基本料金 + ストレージ1GBあたり〇〇円

ユーザー数ベース

ID数/アカウント数課金

利用する管理者や視聴者のアカウント数に応じて料金が決まるモデル。
【例】100IDまで月額3万円、1000IDまで月額10万円

動画配信プラットフォームの料金相場

動画配信プラットフォームの費用相場は、構築方法(自社開発かSaaSか)と機能・規模によって大きく異なります。

ここでは、「法人・企業向けSaaS」と「自社開発」のそれぞれの料金相場と、具体的な料金要素について解説します。

法人・企業向けSaaS(クラウド型)の費用相場

迅速な導入や運用負担の軽減を重視する企業に最も選ばれている形態です。料金は主に初期費用月額利用料で構成されます。

費用項目 相場(目安) 備考
初期費用 無料〜30万円程度 無料のサービスも多いですが、導入サポートが必要な場合は費用が発生します。
月額利用料 1万円〜30万円程度 サービス内容、ストレージ容量、転送量、ユーザー認証の有無などで大きく変動します。
月額利用料(小規模プラン) 月額1万円〜5万円程度 ストレージや転送量が少なく、機能が限定されていることが多いです。個人事業主や中小企業向け。
月額利用料(標準・大規模プラン) 月額5万円〜30万円以上 豊富な機能、手厚いサポート、十分なストレージ・転送量が設定されます。

法人・企業向けSaaS(クラウド型)の料金が変動する要素

上記の範囲内にて法人向けSaaSの月額料金は、以下の要素の上限設定や従量課金によって決まることが多いです。

・ストレージ容量 (GB/TB)

アップロードして保存できる動画の総量。

・データ転送量 (GB/TB)

視聴者が動画を再生した際に消費されるデータ量(トラフィック)。ここが最大の変動要因になることが多いです。

・オプション

ライブ配信の利用頻度・規模: ライブ配信機能の有無や同時接続数など

・セキュリティ機能

DRM(デジタル著作権管理)やIPアドレス制限などの高度な機能の有無。

・視聴者・ID数

会員制にする場合の登録可能ユーザー数(ID数)制限。

自社開発・パッケージ導入の料金相場

独自の高いセキュリティ要件や、他社にはない複雑なカスタマイズが必要な場合に選ばれます。

開発・導入形態 初期費用の相場(目安) 継続費用(年間)の相場(目安)
フルスクラッチ開発 300万円〜数千万円以上 30万円〜300万円以上 (インフラ維持費、保守・運用費)
オンプレミス型 300万円〜1,000万円程度 30万円〜100万円程度 (サーバー保守費用)

フルスクラッチ開発はゼロからのオーダーメイド開発のため、費用は高額ですが、機能の自由度が最も高いです。開発期間も半年〜1年以上かかることが多いです。オンプレミス型は自社内にサーバーを設置するため、初期費用としてサーバー購入費や構築費がかさみますが、月額利用料は発生せず、高度なセキュリティ環境を構築できます。

各動画配信プラットフォームの費用やプランを比較

人気の動画配信プラットフォームの主に比較する内容と費用を一覧にしてみました。

サービス名 月額料金 初期費用 ストレージ(動画の保存量) 転送量の上限(月間の配信量)
millvi 5万円~ 無料 200GB~ 200GB~
J-Stream 5万円~ 5万円~ 500GB~ 300GB~
One Stream 9,800円~ 無料~ 25GB 無制限
クラストリーム 5万~ 要問合せ 1024GB~ 無料~
ネクプロ 要問合せ 要問合せ 要問合せ 要問合せ
necfru 要問合せ 要問合せ 要問合せ 要問合せ
Qumu 要問合せ 要問合せ 要問合せ 要問合せ
LOGOSWARE Libra V 1万8500円~ 無料 50GB~ 250GB~
CLEVAS 要問合せ 要問合せ 要問合せ 要問合せ
MOOGA 3万円~ 5万円 30GB~ 300GB~
ULIZA 1万円~ 無料~ 50GB~ 100GB~

※月額料金や初期費用は最低価格、ストレージ、転送量の上限は最低価格のものを記載していますことご注意ください。

ここからは上記の中からいくつかの製品の詳細を解説していきます。

millviの料金プランや費用

millvi

導入実績700社を誇る、国産のクラウド型動画配信システム「millvi(ミルビィ)」。 ITに詳しくない方にも分かりやすいUI・UXや、日本語でのサポート対応があり、ご導入が初めての方にも安心して利用頂ける点がおすすめ。

また会員向けの動画共有ポータルサイト「millviポータル」など、さまざまなニーズにご対応可能。まずは一度問い合わせをして相談してみてください。

プラン 初期費用 月額料金 データ容量 転送量
エントリー 無料 5万円/月 200GB 200GB/月
スタンダード 無料 7万円/月 500GB 300GB/月
プロフェッショナル 無料 12万円/月 2,000GB 1,000GB/月
アドバンス 無料 18万円/月 3,000GB 2,000GB/月

J-Streamの料金プランや費用

J-Stream Equipmedia

「J-Stream Equipmedia」はオンデマンド配信・ライブ配信・疑似ライブ配信に対応している、使いやすさと充実の機能を備えた誰でも簡単・安心の法人向け動画配信システムです。

プラン 初期費用 月額料金 データ容量 転送量
Startup 5万円/月 5万円/月 500GB 300GB/月
Business 5万円/月 10万円/月 2,000GB 1,000GB/月
Expert 5万円/月 18万円/月 3,000GB 3,000GB/月
Enterprise 10万円/月 22万円/月 5,000GB 別途購入
Unlimited Live 10万円/月 25万円/月 5,000GB 別途購入

One Streamの料金プランや費用

One-Stream

「OneStream」は月額9,800円の低価格から利用できる動画配信システムです。動画配信サイト作成・運用に必要な全てが揃っているので、誰でも簡単に動画サイトを構築できます。また対象を絞った限定配信が得意なので、セミナーや研修動画などの配信にも最適。

プラン 初期費用 月額料金 データ容量 転送量
基本 無料 9,800万円/月 25GB 無制限
プロ 無料 1万9800円/月 75GB 無制限
ビジネス 無料 3万9800円/月 150GB 無制限
エンタープライズ 要問い合わせ 要問い合わせ 300GB~ 無制限

ULIZAの料金プランや費用

ULIZA

ULIZAは、日本国内で開発され、10万人規模の配信実績をもつクラウド型の動画配信システムです。学習資格系の講座やセミナー、ウェビナーなどの登録者のみへのオンデマンド配信や株主総会といったIRイベント、プロモーションやトークイベント、音楽ライブなど、エンターテイメントに最適なライブ配信等、様々な用途で効率的な動画配信が可能。

プラン 初期費用 月額料金 データ容量 転送量
mini 無料 1万円/月 50GB 100GB/月
Standard 5万円 5万円/月 500GB 1,000GB/月
Pro 10万円 10万円/月 500GB 2,000GB/月

MOOGAの料金プランや費用

MOOGA

MOOGA PLUSは法人向けの動画配信システムです。視聴者を登録して配信する限定配信を中心に、eラーニング、セミナー、研修・人材育成、動画マニュアルなど様々なシーンでご活用いただいております。

プラン 初期費用 月額料金 データ容量 転送量
スターター 5万円 3万円/月 30GB 300GB/月
スモール 5万円 5万円/月 300GB 500GB/月
ミディアム 5万円 10万円/月 1,000GB 1,000GB/月
ラージ 5万円 15万円/月 2,000GB 2,000GB/月

これから動画配信を考えている方には、私たちが提供する動画配信プラットフォーム「millvi」をおすすめしています。

millviのサービス画面のスクリーンショット

millviでは、自社サイトがあるというお客様に対して、十分なデータ転送量とストレージのあるストリーミング用のサーバーをご提供しています。それ以外にも動画配信に欠かせない機能も用意しており、サポート体制もバッチリです。

「自社サイト制作も動画配信もこれから始める」という方には、どちらもまとめてサポートする「millviポータル」もご用意しています。「動画配信をプロに相談したい」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!

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  1. ・【初心者向け】動画配信システムの仕組みとは?裏側をお見せしながらわかりやすく解説!
  2. ・社内研修を動画配信する方法、メリットデメリット、チェックポイント。さらに「動画配信プラットフォーム」を利用する4つの効果
  3. ・会員限定の動画サイトの作り方!必要なのはこの2つの機能です
  4. ・社内報になぜ動画?動画が従業員のエンゲージメントを高める理由とは?事例もご紹介
  5. ・動画でもっと伝わりやすく!社内報で使える「ネタ」をまとめてご紹介
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  7. ・YouTubeの社内利用はNG?社内の研修や共有を動画で安全に行うには
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  11. ・【2025年最新】企業向け動画配信システムおすすめ22選!目的・選定方法・比較ポイントを徹底解説
  12. ・企業担当者が知っておくべき動画配信のセキュリティ対策。必要性も解説

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