フランチャイズは、本部が加盟店に対して、本部の商標やサービスを提供する権利を与えるビジネスモデルです。加盟店は、これらサービスを利用する代わりに、本部へロイヤリティを支払います。
フランチャイズは、加盟店に適切な指導や援助を行い、ブランドイメージを保ちつつサービスを広く展開していくことが重要です。特に指導の場面では、動画を用いた教育・研修を行う企業が増えてきました。
フランチャイズが、加盟店への教育に動画を活用するのは、さまざまなメリットがあるからです。今回は、そのメリットを紹介しつつ、実際に活用事例も見てみましょう。
目次
- 1:フランチャイズ加盟店への教育・研修の重要性
- 2:人材教育・研修と「動画」は親和性が非常に高い
- 3:フランチャイズの動画活用事例1「カーコンビニ倶楽部株式会社」
- 4:フランチャイズの動画活用事例2「株式会社フレアス」
- 5:フランチャイズが動画共有で「milviポータル」を選ぶメリット
フランチャイズ加盟店への教育・研修の重要性
加盟店を運営する方は、本部が展開する事業のことを必ずしも熟知しているわけではありません。ただ本部の名前を借りて店舗をオープンしたり、サービスを展開したりしても、品質の高い商品・サービスの提供は難しいでしょう。
それが続けば、フランチャイズチェーン全体のイメージ悪化につながってしまいます。そこで重要となるのが、加盟店の商品・サービスの品質を高めるための教育・研修というわけです。
フランチャイズ加盟店への教育・研修では、多くのことを相手に伝えます。
- ・開業後の店舗のオペレーション
- ・ブランドの成り立ちや理念、創業者の思いといった本部に関する知識
- ・従業員雇用、教育、店舗管理、販促活動に関する知識
- ・市場やトレンドの変化に関する知識
従来の教育・研修システムでは、研修内容・研修日・研修費・研修場所などを決めたうえで、加盟店の人員に参加を促してきました。こうした教育・研修の場を、継続的に行うことで加盟店の品質を担保してきたのです。
人材教育・研修と「動画」は親和性が非常に高い
それが現在では、教育・研修の現場の多くのシーンで「動画」が活躍するようになっています。その理由は、大きく「手軽さ」「コスト低減」「分かりやすさ」に分けられるでしょう。
①手軽さ
何か研修を開こうとなった際、本部はそのたびに日程調整・人員調整といった複雑なオペレーションが求められました。動画であれば、撮影・編集・公開をすれば、教育の対象者は時間・場所を問わずに動画を閲覧できます。
動画であるため、対象者は何度も動画を見返すこともできます。
②コスト低減
教育・研修では、当然研修を行う場所や参加者の交通費といったコストが、その都度発生します。移動によって加盟店では人員が不足するため、オペレーションが難しくなることもありえるでしょう。
動画視聴による教育・研修システムは、こうした時間的・金銭的コストを最大限抑えることができるのです。
③分かりやすさ
繊細な技術が要求される作業や、手元での操作が必要な作業など、動きの伴う店内作業は伝えるのが大変です。しかし、動画であれば視覚的な情報によって、それらをより詳しく伝えることができます。
フランチャイズの動画活用事例1:カーコンビニ倶楽部株式会社
カーコンビニ倶楽部株式会社は、自動車向けトータルアフターサービスを提供する「カーコンビニ倶楽部」「カーコン車検」をフランチャイズにて展開しています。全国に約1,000店舗あるフランチャイズ店に対して、同社は加盟店への教育手段として動画を活用しています。
カーコンビニ俱楽部では、加盟店への情報共有・スキルアップのために全国でセミナーを開催していました。セミナーの効果は高いものの、これだけ大規模なフランチャイズでセミナーを実施するとなると、スケジュール調整やコスト面で大きな負担があります。
そこで、同社はセミナーによる情報共有を、動画のスタイルへと置き換えていきました。スタート時は約40本あった動画に加え、毎月徐々に動画本数を増やしていき、情報の充実を図っています。当初の課題だった、セミナーの日程調整や移動コストも削減することができました。
フランチャイズの動画活用事例2:株式会社フレアス
株式会社フレアスは、「日本の在宅事情を明るくする」というビジョンを掲げ、訪問介護や訪問マッサージサービスを提供しています。
特に力を入れているのが、高齢者や障害者、寝たきりで外出できない方に対し、ご自宅や介護施設に訪問して、マッサージを中心とした訪問看護・介護サービスの提供です。フレアスは、2021年6月末時点で直営店とフランチャイズを合わせて合計335拠点を展開しています。
フレアスでは、テキストや写真によるマニュアルを作成し、各スタッフを教育していました。しかし、お客様への施術は見て覚えるものといった意見もあったことで、動画による施術ノウハウの共有をスタートさせたといいます。
現在、フレアスはマッサージ師や営業部門の研修、加盟店向けの情報共有(社長、役員メッセージ、お知らせなど)、学生向けの会社紹介で、動画を活用しています。
「FFTV(Fureasu Franchise TV)」というタイトルで、フランチャイズ店舗向けに月に1回動画配信を行うなど、全社的に積極的な動画活用を行っています。
フランチャイズが動画共有で「milviポータル」を選ぶメリット
教育・研修シーンで活躍している動画ですが、単に「動画を使えばいい」というわけではありません。作成した動画の視聴数や閲覧率を高めるには、「適切な情報共有ツールの選択」も、非常に重要と言えるでしょう。
今回事例として紹介した2社は、私たちが提供する「milviポータル」を活用しています。
カーコンビニ俱楽部では、PC、スマホ、タブレットと端末を選ばずに動画をアップロードできるという点で、「milviポータル」を高く評価してくれています。新着動画の通知、マイページ機能、視聴状況の分析など、視聴者にも管理者にも優しい機能が多いことも好評だそうです。
フレアスの場合、各店舗に点在していた動画コンテンツを、「milviポータル」によって1ヶ所に集約できるようになりました。タブレットやスマートフォンで動画が見られるため、業務の空き時間に勉強がはかどり残業時間削減にもつながりました。
動画をより便利に、効果的にフランチャイズチェーン全体の教育現場に活かしたい方は、ぜひ「milviポータル」のことをチェックしてみてください!