お客様プロフィール
- 会社名
- 株式会社プレミアアシスト・ネットワーク様
- 業種
- サービス
- 目的
- 従業員の教育で動画利用をしたい
事業概要
ロードアシスト事業におけるネットワーク管理、フランチャイズ運営
貴社事業と富山トレーニングフィールドについて教えてください。
橋田 昭宣氏(以下、敬称略):株式会社プレミアアシスト・ネットワークは、「プレミアアシスト」ブランドを掲げてロードサービスを全国に展開しているグループ会社や、フランチャイズ店およびロードサービス協力会社様に、均一で高品質なロードサービスを提供していただくため、ノウハウやスキルを身に付けるための育成を手掛けています。
富山トレーニングフィールドは、2020年に開設された新しい研修センターです。日本全国でロードサービスを提供している隊員がこの施設に集まり、実際の車両を使いながら実践的なロードサービスを身に付けています。
研修に動画を活用するメリットについて、どのように考えていますか。
橋田:テキストや写真、イラストといった座学テキストと比べて、動画は実際の現場や作業内容をイメージしやすいという大きなメリットがあります。この施設で実施できる研修の時間や内容には限りがあります。そこで動画を研修の復習や予習に活用することにより、研修の前後の時間を有効活用し、研修の効果を最大限まで高めることができるはずです。
もう一つの動画活用のメリットとして、講義内容を一気通貫でまとめて視聴できるため、全体の流れを理解しやすいという点があります。実際の研修では、講師から途中で指摘やアドバイスが入ることがあるため、どうしてもそのタイミングで講義はいったん止まってしまいます。受講している隊員の中には、それによって講義全体の流れを見失ってしまうこともあるようです。
しかし動画であれば、誰かに邪魔されることもなく、最初から最後まで途切れずに研修内容を視聴できます。事前に動画を視聴しておけば、たとえ研修の途中で指摘やアドバイスが入ったとしても、研修全体の流れやゴールを見失わずに学ぶことができると思います。
millvi ポータル導入以前に、動画を活用していたケースはありましたか。
橋田:講師による研修風景を撮影、編集して別の研修で活用するという取り組みを6年ほど前まで実施していました。グループ会社の隊員向けの研修のため、社内用の動画配信サービスから視聴できる環境を整えていました。
当初は多数の動画をアップロードし力を入れていたのですが、グループ内の体制変更と管理権限の移行によって、動画活用の取り組み自体が宙に浮いていたのです。
研修への動画活用には、どのような課題があったのでしょうか。
橋田:動画の配信方法と研修動画の制作、それぞれに課題がありました。まず動画の配信方法についてですが、対象者のみが視聴できるクローズドな動画配信環境が求められました。
また、スマートフォンやタブレットからでも簡単に視聴できることが重視されました。ロードサービスの依頼待ちをしているスキマ時間も学習に充てることが可能だからです。
研修動画の制作については、とにかく高いクオリティを求めました。プレミアアシストブランドを掲げてロードサービスを提供していただくための動画のため、中途半端なクオリティは許されません。また、撮影や編集に慣れていないため、もし社内で内製、撮影しようとしたら、きっと膨大な時間と手間がかかっていたでしょう。
こうした背景から、動画配信ツールと研修動画の制作でご協力してもらえる企業を探すことになりました。
動画配信ツールと動画の制作サービスの選定にあたって、どのように比較検討されましたか。
橋田:動画制作のみであればさまざまな企業が制作サービスを提供していますが、自社で動画配信ツールを提供し、そのツールに適した動画を制作いただいたほうが効率的だと判断し、動画配信ツールと動画の制作サービスの両方を提供できる企業を探していました。結果、エビリー社を含めて3つのサービスで比較検討を実施しています。
動画配信ツールの選定にあたっては、課題に挙げていたクローズドな配信環境を実現できること、その際にご利用者様のご契約状況に応じて簡単にアカウントを増減できることもポイントでした。また、隊員がどこでも動画を視聴できるように、PCだけでなくタブレットやスマートフォンから視聴できること、動画視聴の操作も簡単、シンプルであることも重視しています。
動画制作において重視しているクオリティについては、過去の制作実績とご提案内容で判断しています。
エビリーにご依頼いただいた決め手をお聞かせください。
橋田:素人撮影ではない、本格的な研修用動画を制作するのは初めてのことでしたので、どのような構成にすべきなのか、どのように進めるべきなのか、分からないことだらけでした。
そうした状況のなかエビリー社からの提案は、「まさにイメージ通り!」で納得感があるものでした。当初、私たちからエビリー社の方へ提示したスライドはテキストとイメージ画像を貼り付けただけの拙いものでしたが、私たちの意図をしっかり汲み取っていただけたのです。
それは研修動画のご提案だけでなく、その後サンプルとしてイメージ動画まで作成され、提案されました。その動画には研修内容のテキストやナレーションまで入っており、まさにイメージしていた通りのもので、経営層を含めて一気に社内合意を得ることができたのです。
こうした評価が決め手となり、エビリー社の動画配信ツールであるmillviポータルの導入と、そこで配信する6本の研修用動画の制作をご依頼することになりました。
取り組み全体はどのように進行しましたか。
橋田:研修対象者への提供が始まったのは、取り組み開始から6ヵ月後のことです。動画の撮影と編集にはそれほど期間はかかりませんでしたが、millviポータルの初期設定や動画構成の企画に2ヵ月ほどかかっています。
millvi ポータルはどのように設定しましたか。
橋田:アカウントのグループは、協力会社様、フランチャイズ店、直営店と分けましたが、現状は協力会社様へ、1社あたり2アカウントをお渡しし、研修を受ける隊員の方々に展開していただきました。
アカウントの初期設定はエビリー社の方々と一緒に進め、現在は1名の弊社担当者がアカウントの追加、削除といった管理業務を担っています。millviポータルの操作自体は決して難しいものではないため、担当者もすぐに慣れたと話していましたね。
動画制作では、どのようなこだわりや工夫がありましたか。
橋田:動画制作のプロと私たちの間には、仕上がりのイメージに大きな開きがあります。その仕上がりのイメージのすり合わせで大事になるのが、絵コンテです。研修プログラムは動画を視聴して完結する内容ではなく、施設の実習と動画視聴を組み合わせるものとなっているため、絵コンテのナレーションやテロップといったテキストは現場の研修内容と揃えるようにしました。
動画の絵コンテやナレーションなどが決まり、次に富山トレーニングフィールドで撮影を行いました。研修で使用している車両を使い、実際の講師とスタッフがキャストとして撮影を行ったのですが、当然講師とスタッフは撮影未経験のため、うまく進行できるか不安だったことを覚えています。しかし、過去に自動車関係の案件を何度も経験された方々を撮影部隊に選んでいただいたおかげで、スムーズかつ想定通りに進行することができました。
結果的に、当初は3回に分けて撮影を実施するところを、2回に収めることができました。浮いた1回分の撮影は、細かい撮り直しや動画内容のブラッシュアップのための撮影に充てています。
動画活用によって、どのような成果が得られていますか。
橋田:動画に紐づいた研修は3日間なのですが、協力会社の約1,600~1,700名の隊員全てに研修を実施するのは、たとえ講師が休みなしで働いたとしても物理的に不可能です。施設を増やし、講師を増やさなければならないところ、動画を活用したオンライン研修のおかげで今の施設規模でもじゅうぶんなプログラムを提供することができています。
今回の取り組みで研修内容にどのような変化がありますか。
橋田:研修のプログラムがより深くなったと感じています。動画に紐づいた研修は3日間と言いましたが、今回制作、配信している動画はこの3日間の内容をうまく凝縮したものです。動画を導入したことで現地の研修時間が短くなるといった変化こそありませんが、目的や立ち位置が違う動画と現地の研修を組み合わせることで、現地の研修の予習、復習がより有意義なものになっているはずです。
また、これまで研修の間にはさんできた座学の時間に動画を流す活用も始まっています。「実際の状況をイメージしやすい」という動画のメリットをじゅうぶんに活用できています。
今回納品された6本の動画に対するご感想をお聞かせください。
橋田:やはり動画制作のプロの動画だな、と感じました。具体的には、キャストである隊員の声がしっかりクリアに録音されている点です。素人が動画を撮る場合、普通のカメラで撮影するため、環境の音をふくめすべての音がノイズとして録音されてしまいます。プロのカメラマンさんにはキャストごとにピンマイクを用意してもらったおかげで、一人ひとりの声がしっかり録音され、ロードサービスでどの場面でどのような発言をすればよいのかがわかりやすくなりました。
今後の動画活用の展望について、お聞かせください。
橋田:今後も研修動画コンテンツは増やしていく予定で、すでに追加の発注をしました。研修のテキストはマニュアルをベースにしているのですが、まだ動画化されていない項目が多数ありますので、今後も少しずつ動画化していきたいですね。
また、そもそもマニュアルには記載していない、難易度の高い特殊なロードサービスもあり、研修ではなかなか実践できない内容も動画で伝えていく取り組みをしていきたいと考えています。
millvi ポータルと動画活用は、どのような企業におすすめできるでしょうか。
橋田:弊社のような課題を抱えている企業、つまり動画を活用したマニュアルを制作したいが、社内に動画の専任部隊がない企業にこそ、おすすめできると思います。実は動画研修を受けたとある協力会社から、「どのように動画制作をしたのか」との問い合わせもありました。「リソースはないが動画を活用したい」「ただ動画を制作するのではなく、クオリティにはこだわりたい」という企業こそ、一度エビリー社に相談してみるべきだと思います。
事業概要
ロードアシスト事業におけるネットワーク管理、フランチャイズ運営
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