最近エビリーでは新たなマーケティング施策の1つとしてLIVE配信によるオンラインセミナーを始めました!!
もともと、参加者が会場に出向くオフラインセミナーは毎月開催していまして、
既に多くの方々にご好評いただいております。
一方でオフラインセミナーは、遠方からの参加が難しく会場の手配や人的リソースも発生し、
運営には手間とコストが掛かってしまい意外と大変です。
今までリーチしていないお客さまにも接触が出来て、
なるべく手間やコストを掛けずに実行できる施策はないのか??といろいろ試行錯誤しましたところ、
新たな施策としてLIVE配信によるオンラインセミナーの実施に至りました。
先月11月にはSPIRALを提供するパイプドビッツ社と共催で次のようなセミナーを開催しております。
【LIVEセミナー】SPIRAL×ミルビィ 企業の動画を活用した販促、業務改善事例セミナー
~「SPIRAL」と高機能動画配信プラットフォーム「ミルビィ」の連携~
LIVEセミナーのメリットは、あらかじめ収録した動画をいつでも好きな時に視聴できるオンデマンド配信と比べて即時性があるため、最新の情報を届けることができます。
また、リアルタイムならではの臨場感や一体感があり、視聴者との関係性を強化できるのも魅力の一つです。
費用もかかかるんでしょ?
確かに、本格的な機材を揃えたり、カメラマンやスタッフを手配するとなると準備に手間が掛かります。また、運用をプロの業者に委託したり、LIVEセミナーに特化した有償サービスを利用するのであれば、それなりの費用も発生します。
と、ここで結論付けてしまう担当者のあなた。その決断は尚早ですよ。
なぜなら、工夫を凝らせさえすれば、費用を掛けず手軽にLIVEセミナー実施する方法もあるのですから!!
今回は
「LIVE配信に興味がある」
「これからオンラインセミナー企画に取り組みたい」
「しかし、なるべく費用は掛けずに自社スタッフで運用したい」
そんなわがままな皆様のご要望にお応えしまして、
なるべく費用を掛けず手軽なLIVEセミナーの配信方法について、
先月11月に実施しましたオンラインLIVEセミナーの舞台裏をお見せしつつ、実施の流れとポイントをご紹介したいと思います。
ぜひ、この機会にご自身の手でライブ配信によるセミナーを企画してみてはいかがでしょうか。
なお、今回執筆を担当致しますのは、最近結婚したことを機になぜか飲酒の量が増えて缶ビールが手放せなくなりつつあるYUがお送りいたします。(飲酒量が増えた理由はご想像にお任せ致します…)
まずは必要最小構成で準備しよう!
ここではLIVEセミナーに最低限必要な機材を整理したいと思います。
実際に用意した機材や場所、スタッフの確保について列挙していきます。
①ノートPCとモニター
一番基本となる機材としてノートPCとモニターを1台ずつ用意する必要があります。
これらの機材はセットで利用して、後述する動画配信システムの設定、エンコーダーの設定、視聴画面の確認などにも必要です。
また、今回はPC内臓のカメラを使用するので、外付けの撮影機材は不要となります。
②外付けマイク
通常ノートPCには内臓マイクが搭載されているので必須機材でありませんが、雑音を軽減して音声をよりクリアに収めるために今回は外付けマイクを用意しました。
音質を重視すればいくらでも高価なものはありますが、安価なものであればAmazonで2,000円程度で購入可能です。
ソニー SONY コンデンサーマイク
③LIVEエンコーダー
カメラから出力される映像をライブ配信に適した形式に変換するにはエンコーダーが必要になります。エンコーダーにはハードタイプのものとソフトタイプウェアのタイプがあります。
今回は費用を掛けずに手軽に配信するということを重視して、フリーソフトのOBS(Open Broadcaster Software)を使用します。OBSの操作方法についてはまた別の機会にご紹介したいと思います。
ライブ配信ノウハウ(入門編)-エンコードソフトについて
④動画配信システム
LIVE配信をする際には、プレイヤーやレポート機能、ストリーミングサーバーなどを備えた動画配信システムが必要となります。
今回はビジネス利用のLIVEセミナー企画ということもあり、弊社が提供している動画配信システム「ミルビィ」を利用します。もちろんYouTubeやFacebookなどSNSに付随した無料サービスも利用したLIVEセミナーも可能です。ただし、これらをビジネス利用する際は、広告挿入の有無、権利関係、規約による利用用途の制限、セキュリティー面、サポート条件などを事前に確認しておく必要があります。
⑤インターネット回線
ライブ配信中に途切れない安定した回線を用意しておく必要があります。
またWi-Fiなど無線の場合、安定した帯域の確保が難しくなることもありますので、有線を用意しておいた方が無難です。
⑥会場の確保
本企画では自社の会議室を利用します。
通常の会議室は特別な防音設備はないと思いますので、部屋の外の雑音が入らないよう社内に周知して協力体制を仰ぐ必要があります。
⑦スタッフの手配
エビリーとパイプドビッツ社による2社共催のライブセミナーであるため、演者2名と補助スタッフ1名の合計3名体制で実施します。
ノートPCやモニターはもともと会社にある備品を活用します。
また、動画配信システムやインターネット回線も既にあるものをそのまま利用することにしました。結局のところ、新たに購入したのは、外付けマイクのみでたった2,000円程度です。
これらの機材を利用したLIVE配信のフロー図にまとめましたので確認してみてください。
LIVEセミナー実施までの流れを一通り確認しよう!
それでは、準備した機材を用いて実際にオンラインLIVEセミナーを実施までの一通りの手順を確認していきます。
大まかな流れとしては以下の手順で進行します。
①企画
②告知
③機材の準備
④リハーサル
⑤本番
各手順についてのポイントを解説していきます。
①企画
LIVEセミナーのテーマ、実施日、集客方法、必要人員などを予め決めておきます。
また、セミナー趣旨や概要、時間配分についても事前に詳細を詰めておきましょう。
②告知
見込み顧客や既存の会員、従業員など参加対象者に向けて一斉メールなどでセミナーの開催情報を告知します。以下は11月のセミナーで実際に送信したメール文のサンプルです。
③準備
機材や回線、会場の手配、台本、セミナー資料などを準備します。
前述で機材や環境については説明済みですので詳細は省略します。
④リハーサル
出来る限り本番と同じ環境を想定したリハーサルを実施して問題点を洗い出します。
以下については特に入念に確認しておきたいものです。
・台本の内容
・機材の操作方法
・視聴者画面の画質や音質
・時間配分
【リハーサルで実際に利用した台本】
納得がいくまで入念なリハーサルを実施して、本番までの不安材料を取り除きましょう。
いざ本番当日です!!
機材を準備してリハーサルを経て、いよいよ本番当日になりました。
お忙しい中、LIVEセミナーに申込んでいただいた皆様には本当に感謝です。
自社の会議室などを利用する場合は、
本番収録中に社内の雑音などが入らないように事前周知しておきましょう。
リハーサルや事前準備をしっかり実施していれば、
本番当日もあせらずに落ち着いてセミナーを実施することが出来るものです。
今回はビジネス用メッセージツールのslackを使って視聴者からセミナー中にリアルタイムに質問を受付けて、即時返答出来る体制を整えました。
また、視聴ページにGoogleアナリティクスのタグを埋込んでいましたので、
申込者のうちの実際何人が視聴しているかについても、リアルタイムでモニタリングすることが出来るように工夫を凝らしました。
慣れない作業で色々と苦労する点もありましたが、無事LIVE配信によるオンラインセミナーの本番を終えることが出来ました。
最後に
今回は予算を掛けずお手軽なオンラインLIVEセミナーの実施に必要なフローとポイントを解説致しましたが、いかがでしたでしょうか?
「思っていたいよりも難しくなさそう」「準備も簡単そう」「費用もそんなに掛からなそう」と少しでも感じた皆様は、これを機にライブ配信によるオンラインセミナーを企画してみてはいかがでしょうか。
「でもやっぱり、自分たちで運用するのは大変そう」「お金をかけてでもプロに任せたい」「もっと大規模な配信がしたい」という方もいらっしゃるかも知れません。
エビリーでは経験豊富なプロのライブ運用コンサルチームが待機しておりますので、
いつでもご相談を承ります。
「手軽で費用を掛けないライブ配信」「プロ仕様の本格的なライブ配信」どちらのケースでも構いませんので、
まずはオンラインLIVEセミナーの企画を立ててみることが前進です。