近日、ライブ配信のご相談が増えておりますが、初めてLIVE配信を始める方が多くいらっしゃいます。
上記のようなご相談をいただく事が多いため、今回は「ライブ配信(入門編)」といった形で、以下の4点に着目しご紹介いたします。
1. ライブ配信に必要なもの
ライブ配信を行う上で必要な機材等をまとめました。下記は一般的・汎用的なものをピックアップさせていただいておりますが、大規模な配信となりますと、専用機材等をご利用いただくケースもございます。
(1) ライブ配信サーバ
こちらは弊社システム「millvi」が対象となります。millviでは、一定以上のプランをご利用のお客様であれば、LIVE配信機能をご利用いただけます。配信したライブ映像の「アーカイブ(録画)動画生成」も対応可能です。
(2) エンコードソフト
映像をmillviのライブサーバに送るソフト(または機材)です。telestream社のWirecastのような「ソフトウェアタイプ」とcerevo社のLiveshellのような「ハードウェアタイプ」が存在します。それぞれ特徴がございますので、次項にてご説明させていただきます。
(3) 撮影機材
① カメラ
最低限必要なものは「カメラ」のみです。
② スイッチャー
カメラに写した映像以外に「パワーポイント資料を表示する」「複数映像の切り替え・同時表示」といった場合には、「スイッチャー」といった機材を使う事で対応可能となります。
(※エンコードソフト側に同等の機能を有しているものもございます。)
③ ミキサー
複数の音声(BGMと楽器、マイク音声等)を扱う場合には、「ミキサー」という機材が必要になります。
(4) 視聴ページ
millviで生成したプレイヤーを張り付ける視聴ページが必要です。「オープンな配信なのか」「限定的な配信なのか」配信規模等にもよりますが、リアルタイムの配信ですのである程度のアクセスに耐えられるページをご用意いただく事をお勧めいたします。
2. エンコードソフトについて
エンコードソフト及びハードについて、それぞれの特徴を以下にまとめました。下記(1)ソフトウェア 及び (2)ハードウェア の中から「1つ」揃えていただければLIVE配信が可能となります。
(1) ソフトウェア
●Wirecast Pro 7(telestream社提供:$995.00)
・特徴
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- 有償ではあるが、機能・安定性は最も優れている
- 複数のシーンを作成可能
- カメラ等の映像入力の他、
- 画面キャプチャ・リモートDesktop・Web表示・ローカルファイル等をソースとして利用可
- 上記をそれぞれ組み合わせ可
- ストリームの遅延を設定可能
- CRB(固定ビットレート)・VBR(可変ビットレート)選択可能
・一言コメント
本格的にライブを始める方はこちらをお勧めします。
●Open
Broadcaster Software(オープンソース:フリーソフト)
・特徴
- オープンソースソフトで融資団体が提供している為、アップデート頻度が高い
- 複数のシーンを作成可能
- 画面キャプチャ・ローカルファイル等をソースとして利用可
- 上記をそれぞれ組み合わせ可
- CRB(固定ビットレート)・VBR(可変ビットレート)選択可能
・一言コメント
少し慣れてきたかな?という方にはこちらをお勧めします。
<Point!>
上記の各種エンコードソフトでは、「録画機能」が利用可能です。こちらをご利用いただく事で、配信した映像のバックアップをローカルに取ることができます。
「映像を編集する可能性がある」「DVD等の別媒体で配布される」等の場合はこちらの機能をお使いいただく事をお勧めいたします。
※ millviのアーカイブ機能をご利用の場合、すぐにVOD形式でも配信可能となるといったメリットがございます。
(2) ハードウェア
●LiveShell 2(Cerevo社提供:39,800円)
・特徴
- 安定性が高い
- ダッシュボード形式の管理画面
- PCにソフトをインストールする必要がない為、様々なPCでLiveShellと繋いで運用する場合は、ソフトウェア導入より安価
- 通信環境があれば、PC無しでも配信可
- 入力ソースは基本的に単一(HDMI入力)
- VBR
・一言コメント
3. 配信設定について
millviでのライブ配信では以下の設定をお勧めさせていただいております。
ビットレート | 1,000kbps前後 |
---|---|
ビットレート | 1280 x 720 以下(アスペクト比 16:9) |
ビットレートフレームレート | 30.0fps前後 |
ビットレートフォーマット | MP4・H264 |
4. 現地環境・その他
回線速度
ライブ配信で非常に重要な点として、回線速度が挙げられます。もちろん、視聴者側の環境にも影響されますが、配信側(millviへの映像の送り込み)の環境を整えておく必要があります。
なかでも回線速度の上り速度については安定した状態での配信を推奨しています。弊社お客様でもLIVE専用の回線をご用意されるケースも多くございます。
なお、いかに入念な準備を行った場合であってもリアルタイムの配信を行っている以上、事故の可能性は0ではありません。
「事前の配信・視聴確認をしっかりと行う」「ライブ配信運用会社に委任する」等、万全な体制でライブ配信を行うことを強くお勧めいたします。
おわりに
以上、ライブ配信についてご紹介させていただきました。millviでは高画質・安定的なLIVE配信をご提供させていただいておりますので、ご興味を持たれた方は弊社営業・サポートまでご連絡下さいませ。
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